Wat Thammachak Semaramには、砂岩の涅槃仏と法輪があります。
過去2度、訪問した事がありましたが、1度目は、地図に載っていたので、
単に行って見ようと思いました。
2度目(2006年)は、HDの破損で、1度目の写真データを失った為、再訪しました。
しかし、この2回の訪問の後で、法輪を見てない事に気がつき、
その法輪を見る為に、2009年に3度目の訪問をしました。
このWat Thammachak Semaramは、Nakhon Ratchasima県のA.Sung Noenにあります。
このWat Thammachak Semaramは、Dvaravati時代(7~8世紀)に創建されたものです。
そして、ここには頭を南に向けた砂岩の涅槃仏(全長13.3m)があります。
この奥に涅槃仏があります。
この涅槃仏の足の裏に向けて、この通路のような
遺構が延びていますが、これは何だったのだろう?
今は、涅槃物を守る為に屋根が設置されており、
また、礼拝する為に、周囲に床が作られています。
その床のところ、どころに穴が開いており、
石が覗いています。
形は崩れていますが、
セーマ石(結界石)だと思います。
奥に入って行くと、涅槃物が見えて来ます。
これも、セーマ石です。
ところどころに、丸い穴が開いているのは、
柱を立てた穴だと思います。
(これは、再現した物と思います。)
涅槃仏です。
手前は、セーマ石です。
その奥は、今は祭壇のように
使われていますが、レンガの遺構です。
涅槃仏です。
もう少し近づいて見たところ。
涅槃仏の胴体と顔です。
セーマ石です。
涅槃仏の頭の上から見たところ。
今度は、反対(涅槃仏の背中側)に
回ってみます。
この長い通路のような遺構は
何の為に造られたのだろうか?
セーマ石です。
涅槃仏に近づいて行きます。
セーマ石です。
背中側から涅槃仏を見たところ。
背中と頭です。
セーマ石です。
涅槃仏を背中側頭上から見たところ。
これは、柱の穴です。
外にも、セーマ石があります。
遺跡の遺物と思います。並べてあります。
小さな展示場の中に、
今回の訪問のお目当ての
法輪がありました。
軒鼻飾りです。
仏陀像の足の部分?
左側は、屋蓋部の一部?
そして、右は仏陀像の足?
これは、八角形の柱だと思います。
屋蓋部の一部のように見えます。
法輪。
法輪は、インドに由来し、
ベタな日本語読みをすると
ダルマ・チャクラだと思います。
ダルマが、宇宙の真理、法を表し、
チャクラは、車輪、円を意味します。
実際の発音は、カタカナでは表しきれませんが、
ダンマ?
Dhamma?
タイ語に近い発音だとThamma??になるの
かもしれません。
ここの寺の名前は、Wat Thammachak…
ですよね。
Chakは、チャクラ、チャクラムから
来ているのだと思います。
また、名前の最後のSemaramは、
セーマ石に由来していると思います。
これも法輪です。
ガラスケースの中に入っています。
寺の敷地内には、木でできた法輪?がありました。
参考までに、涅槃仏のある有名なお寺は以下。
①Wat Pho
②Wat Lokayasuta
③Wat Yai Chai Mongkon
また、法輪がある有名遺跡は以下。
①
Khao Klang Nai
②
Wat Mahathat in Ratchaburi